ペットボトル症候群ってご存知ですか?

猛暑です。脱水、熱中症、痛風... 体内の水分が不足して起きる疾患に特にご注意ください。

今朝の産経新聞に記事がありましたが、ペットボトル症候群という新しい言葉があります。ペットボトルに入った(ような)清涼飲料水やスポーツドリンクを飲み続けることで、大量の砂糖を摂取してしまい高血糖(糖尿病性ケトアシドーシス)を引き起こしてしまったりすることです。

 

 スポーツドリンクには、意外に多量の砂糖が含まれている!!!

 ましてや、ジュース、コーラetc.においておや! です。

 

水分補給には、つとめてカロリーの少ない飲み物を使ってください。

とはいえ、「水ばかり」も考えものです。

 

私は、かつて「タイ王国の農村部を2週間まわって無料の医療を提供しながら国際貢献活動の訓練をする」ということをしたことがあります。

5月のタイは、実は最も現地が暑い時期でした。そこで、まとわりつく暑さに悩まされながら、ペットボトルの水を一所懸命飲んでおりました。

で、ある年は、3回熱中症になりました。水分は摂っていたつもりでしたが、電解質(ナトリウム、カリウム等というより、つまり「塩っけ」です)が不足しました。暑いさなかに、日陰を選んで動いていましたが、突然に汗が止まります。そして、動けなくなる... 幸い軽症で、自分で対処できる範囲でよかったのですが、暑さの怖さを身をもって知りました。

 

こうして考えると、麦茶って、よくできた日本の風物詩です。かつては、そこに塩を入れるご家庭もあったようです。炎天下で作業をしたりする時代に、自然に身についた教訓だったのでしょうか?