子宮頸癌について

このブログで、少し癌に関する話題を続けてみようかと思います。

最初は、癌の中では異質な部類に入る子宮頸癌からにします。

近日中に、癌が発生する一般的なお話をしてみたいと思います。

子宮頸癌は、他の多くの臓器に発生する癌とは違う特性があります。そうなんです、この癌は感染症に引き続いて生じることがほとんどなんです。

HPV(ヒト パピローマ ウイルス)に感染した子宮頸部に最初は細胞異形が生じます。この細胞異形が進んだ状態が子宮頸癌です。わかりやすく言ってしまうと、子宮の入口(女性御本人からすると「出口」かもしれませんが...)がウイルス感染を起こして、そこの細胞が変形して、その変形した細胞がどんどん増殖してしまうのが、子宮頸癌です。

このウイルス感染は、通常は性交渉で生じます。そのため、性交渉のない人には、まず生じない癌です。一方で、あまり清潔でない環境下で多数の性交渉があると、この癌になる確率が上がります。

 

ポイントは、子宮頸癌はウイルス感染症が引き起こすものということ。

そうです、そのウイルスに感染しないようにしておけば、ある確率で子宮頸癌は予防できます。

このことは、また項目をかえてお話ししますね。